SFの大家スティーヴン・キングが原作となっているため、他作品や映像化されたもの(映画なら「ミザリー」や「グリーンマイル」など)に触れたことがある方なら観て損はないと思います。

ある街に前が見えないほどの濃霧が立ち込め、霧の中から出てくる触手が人を襲い始める前半はパニック映画の様相ですが、徐々に人間が知り得ない生物が現実のものであるというリアリティが迫ってきます。

スーパーマーケットに取り残された人たちが主な登場人物で人数もかなり多め。

銃の扱いに長けた副店長、皆をまとめようとする弁護士、前世の災いや人の業がどうのというカルトな女性など個性的なキャラクターばかりなので、あっちにもこっちもと気を引っ張られダレている時間がありません。

正解かどうかが分からないが生死を左右する決断を迫られたり、派閥ができてしまったりと人間ドラマも蜜に描いているのでSFとしての部分以外でも観応えがあり、見おわった後はズッシリとした満足感があります。