インヒアレント・ヴァイス

 

感想

いつも大麻をやっている探偵に昔の女がやってきて不動産王の妻がその愛人と共謀して不動産王を殺す陰謀があることを告げて話は始まります。

見ていてとっつきづらい感じはありました。

知らない固有名詞がポンポン出てきて、なんだっけ?みたいになる。

ただ注意深く見ていれば話は、彼はこうこうだっけ、みたいな感じで分からなくはないです。

そして話が進むうちになんだかんだ、よくわけがわからないのだけど盛り上がってくるんです。

話は一応困った人を助け出して昔の恋人も取り戻して終わるのだけど、アンチクライマックス的感じだと思いました。

 

そのとっつきづらさは、見ていて上手く引っかかりを作っていて、個人的には悪くないなと感じました。

分かり易く作っちゃうと、数年前に見たトムクルーズの探偵映画みたくなっちゃう。

緊張感があり飽きることなく見ることができました。

 

ゼアウィルビーブラッドを見てから、PTAって人のなんだかよくわからんけど単純なポジティブなだけではないものを描く気があるんだなっては知っていて、今回は探偵映画という枠組みと犯罪によくある暗部が上手くマッチしてたなと感じました。

単純でないシナリオと単純でない演出で、自分に丁度いい具合に捻られた面白い映画だったなと思いました。

 

原作がピンチョンってことで、私は全く彼の本を読んだことがないのだけど、彼の本をどれだけ正確に反映させたのか、ちょっと気になります。

公式ホームページみたらピンチョンって単純なわかりやすい本を描く人ではないらしい。

村上春樹の最近の小説みたいだなと思ってしまいました。感想